内装仕上げと国内林業

前記事に引き続いて、内装仕上げと国内林業の話。
日本の住居は現在、工業製品、大量生産品組み合わせの場所だから、一次産業の素材を使うのが難しい。均質にならなかったり供給が不安定だったり加工できる技術者が少なかったり。
在来工法の柱梁構造はとてもシンプルな構造である。垂直水平の少ない棒材だけで、家の骨格が出来上がっている。その骨格に対して、床や壁や天井や襖などが付加されていくわけだが、それは勿論元々は自然素材だった。草や土の他、木の皮や枝や端材など主構造に使われなかった部分がインテリア素材として使われた。その意味で無駄が少なくエコだったのだ。
現在は突板や木目がプリントされた塩ビシートや化粧板で、木の雰囲気を出す事が多い。
西欧式住宅の考え方は、躯体と内装仕上げは別である。躯体はずっと使うけれど、内装は飽きれば変えるし汚れれば変える。だから扱いの簡単なペンキや壁紙などで仕上げ、空間を演出する。
床の間などの和特有のスペース、銘木を使っての造作は、ハイソな家庭にしかなかったので需要が多かった訳ではない。戦後の住宅ブームのほんの一時期の物だ。今後需要が増えるとは思えない。
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